前回の記事でアイルランドワーホリ前に1ヶ月語学学校に通った感想とかについて主観ましましで書いたんだけど、「じゃあ結局語学学校に通うべきなのか」という結論を出すために今回は客観的に色々考えてみた。
どんなメリットがあって、そのメリットを本当に享受できるのか、俺が実際に通った初見も踏まえて検討してみようと思う。

留学エージェントの話は参考にならない

まず初めにぶっ込んで置きたいのは、留学エージェントの話は参考にならないっていう話。というのも留学エージェントは語学学校と提携して、実際に生徒を紹介したりすることで収益を得ている営利団体なんだ。
あくまで営利団体である以上利益を発生させないといけないわけだから、そりゃ語学学校への入学をおすすめするわけで、そのために色々と口うまく説得してくる。営業トークが入ればそれは善意100%でおすすめしてるわけじゃないから、参考にならないっていう話。留学エージェントは慈善団体じゃない。
実際に迷ってて何か参考にしたいなら、俺みたいなブログやnoteで発信してる個人のコンテンツを見た方がいい。
語学学校に通うメリット・デメリット

前置きはここまでで、実際に語学学校に通うメリット・デメリットについて検討する。俺が思うものかつ、一般的に言われてることを挙げる。
- コミュニティーと情報網の構築
- 英語力の向上
- ビザ・滞在の「基盤」としての機能
- お金がかかる
【メリット1】コミュニティーと情報網の構築

これはいわゆる友達作りといったようなもの。友達ができれば普段の生活も楽しくなるし、そういった友達から物件情報や仕事情報なども得られる可能性がある。
それ以外にも学校によっては週末にイベントを企画してくれたりとか、現地生活を充実させるための取り組みも多数ある。俺は当初この目的のために通うことを決断した。


【メリット2】英語力の向上

これはシンプルなもの。語学学校はそもそも語学力向上を促すためのスクールなのでこれを目的としている人も多いだろう。
【メリット3】ビザ・滞在の「基盤」としての機能

これは主に「学校に通っている」という事実が色々な証明になるっていう話。必要なのは銀行開設とかIRP・PPSナンバーの取得とかそういったタイミング。
学校側に依頼すれば「レター」というものを出してくれて、それが各種証明になったりする。


【デメリット】お金がかかる

まあ学校に通うデメリットがあるとしたら当然お金の問題。多分ほとんどの学校が授業+通学期間の宿泊施設のセットで案内してくれると思うんだけど、この値段が意外にバカにならない。
宿泊施設というのはホームステイとか学校の寮だったりとオプショナル。俺の場合は、授業料+宿泊代(ホームステイ)で1ヶ月の料金が30万程度だった。
これは相場的にいうとまだ安い方らしくて、色々とエージェントに聞いてみたところ1ヶ月で40万、50万かかる学校もざら。


大学授業料との比較
参考までに大学授業料と比較してみる。日本トップ私立大学である早稲田大学文系学部の1年の学費が約125万円。実際に学校に通う期間が8ヶ月だとして月割すると1ヶ月15.625万円。
対してこちらの語学学校の学費を計算する。仮にホームステイの金額が15万円とすると、学費も15万円ほど。もし合計金額が40万とかそれ以上だったとしても、ホームステイの相場は変わらないからあとは学費のみが上がってく計算になる。つまり合計金額が40万円なら学費は25万円。
午前中(90分×2)しか授業がない上に、日本の私立大学の学費と同等もしくはそれ以上という実態。これをどう捉えるかは人それぞれだが、俺個人の意見としてはアホみたいに高い。契約した当初は「まあまあ安く済んだんじゃね」とか思ってたけど、実際に計算してみるとたまったもんじゃない。
これを最初に計算してたら俺の答えは変わったかもしれない。
本当にそのメリットを享受できるのか

ここまでがよく言われるメリットとデメリットで、ここから本格的に検証パートに入る。具体的には、上で挙げたメリットを本当に享受できるのかという話。俺と俺の周りの人の体験談がベース。
【できる】コミュニティーと情報網の構築

これに関しては、おそらくメリットを受けることができる。正確にいうと俺は全く友達なんてできなかったんだけどこれは俺が特異だっただけで、周りに聞くところはほとんどみんな学校で交友関係を広げている様子。
俺の知り合いの中には実際にクラスメートから家の情報を得た人もいて、学校で得られるコミュニティーには一定のメリットがあると言える。
俺に友達ができなかった理由はこの記事で語ってる。

学校じゃなくても友達はできる
これは当然と言えば当然なんだけど別に学校じゃなくても交友関係は意外に広がる。俺は学校で全く友達ができなくてやばいと思ってたんだけど、そんな俺にも何人か友達はいて、主にルームメイト・ミートアップで会った人・Barで会った人たちと今は友達として仲良くしてる。
つまりこういったコミュニティーは必ずしも学校じゃなくても得られるということ。だから友達とかコネクション目的に語学学校を検討してる人は考え直す余地がある。
【微妙】英語力の向上

これは人によるかもしれないけど、俺の場合は微妙と言わざる得ない結果だった。他の日本人とも話す機会はあるけど、みんなそこまで上達してるとは言えないのが現状。まあそもそもちょっとの期間通ったところで言語ってそんな伸びるもんじゃないし、結局日本での学習が前提にはなる。
詳しい話は前回の記事で語ったけど語学学校である以上、日本人が求める「スピーキング」に特化した授業ではなかった。語学学校に通えばめくるめく未来が待ってると思ってた過去の自分はもういない。
習慣として定着はする
英語力に関していいところを挙げるとすれば、「習慣」として定着はする。学校に行けば英語しか話さないし聞かない。いつしか思考も英語でするように、、みたいなこともある。
ただ習慣は学校に行かなくても自分の意思でいくらでも作れる。だからやっぱり必須ではない。
【いらない】ビザ・滞在の「基盤」としての機能

これはメリットとして挙げたけど全然メリットになり得ない。というのも学校からのレターなんてなくても銀行開設できるし、IRPもPPSナンバーも取得可能なんだ。
学校レターが各種証明として使えることは事実だけど、学校に通うメリットとして挙げるのは少し筋違い。これは除外する。


【最終結論】語学学校はおすすめしない

長い検証を経てやっとこさ結論。色々と考えてみたけど、考えれば考えるほど行く必要ないなという結論に至った。少なくとももう1回やり直すなら俺は絶対に行かない。理由は以下。
- 友達、コネクションは外部でも作れる
- 英語力に関して大して得たものはない
- 学校レターなんて不要
- 総じてコスパが悪い
全てのメリットはいくらでも他で埋めれることに気づいてしまったからには、やはりおすすめできない。
もちろん感じ方は人それぞれだし、「経験として大事っしょ」って思う人がいるなら通うこと自体を否定はしない。かといって大事なのはコストとの兼ね合いで、あの値段に対するリターンとしてはあまりにもマイナスだというのが俺の結論。いくらメリットがあるからと言ってコストを無視することはできない。
否定はしないけど、おすすめはしない。
受動的な友達作りがしたいならおすすめ?

唯一おすすめ?できる人といえば受動的な友達作りを望む人。つまり他の環境で積極的に人間関係を持つのが苦手で、誰かに話かけられるのを待ちたい人。
まあそもそもそんな性格のやつはワーホリ向いてないといえばそれまでで、そこの殻を破るのがワーホリの醍醐味みたいな部分もあると思うけど、そういう人は学校に通って受動的な友達作りを期待してもいいしれない。
長期間在籍するメリットはあまりない

上でも言った通り強いておすすめできるとするなら友達やコミュニティー作りのためで、英語学習のために長期間在籍するのはアホほどコスパが悪い。
こんな1ヶ月のために15-30万くらい使うくらいなら、日本で個別レッスン受けた方がマシだし、よっぽどオンライン英会話で無制限プランに入った方が有意義なお金の使い方と言える。
あと某エージェントは「多くのワーホリ生が最初の3ヶ月学校に通う」とか謳ってるけど多分そんなことない。1ヶ月くらいの人が多い印象。3ヶ月なんて金と時間の無駄だからそこはじっくり考えた方がいい。
仕事が見つかったなら途中からバックレも有り

これは人それぞれの目的にお任せするけど、俺個人的には仕事が見つかったなら学校は途中からバックレてもいい派。
俺はそもそもワーキングホリデーで来てるわけで、目的はあくまで現地で就労すること。だから仕事が見つかった瞬間俺の生活の優先順位は「仕事>学校」となる。だから学校はバックレるっていう話。
「語学学校にいる間は学校生活を楽しみたい」という人は卒業まで通ってもいい。ちなみに学生ビザの人は、ちゃんと一定数出席しないとビザが剥奪されるから注意。あくまでこの理論はワーホリビザの人だけ。
目的は人それぞれ

今回は一般的に言われてるメリットをもとに語学学校の実態を淡々と書いたわけなんだけど、あくまで目的は人それぞれで、大事なのはその目的を達成できるかどうか。
ワーホリビザで仕事を優先したい人もいれば、学校での人間関係を楽しみたい人もいる。自分の意思に沿ってそこは考えたらいい。別に目的を持って行くなら語学学校も悪くないかもしれない。ただ俺はもう2度と行かないし、人におすすめもしない。
以上、多少なりとも参考になってくれれば嬉しい。
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